道(タオ)
老子と主婦の対話で・誰でもわかる老子道徳教
タオ・全ての人の、とても楽な生き方のバイブル
この大変な時代を、楽に生きる極意
健康に穏やかに楽しく長生きしたいなら
免疫や抵抗力を高めるストレスフリーに
逆境や苦難こそ楽しめる生き方
趣旨
老子及び道徳教・タオに関する出版物は、大変多く溢れています。
しかしながら、もともと難解な道徳教は、いくら簡素に解釈しても、ほとんどと言っていいほど専門的になり、なかなか一般の人にはとっつきにくいものとなっています。
その難解な道徳教を、老子と主婦が対話するという方法を用いて、いままでにない、とても砕けたわかりやすい内容で、かつ、全てが誰にでも理解できるように構成しました。
この書籍は、私が30年ほど前、老子を経典とする道教の教育者から、大変わかりやすく日本語によって老子を師事し、その時のことを書き記したものです。書籍に登場する主婦の言葉は、実はこの時の私の発言であり、老子をその教育者、主婦が私という立場で、老子と主婦が対話するという構成にしました。
老子の説明する「道」は、若者や一般の人には「タオ」として浸透していますが、この道徳教とタオがどのように結びつくかも、ほとんど理解されておらず、これが、道徳教が一般に読まれにくい一因になっているようです。
しかしながら、誰でもが知っている孔子をGoogleで検索すると、3140万件ですが、老子は3510万件ヒットし、その上、タオやTao、道と言う言葉で老子と結びつけると膨大になります。
多くの人がタオに興味を持ちながら、近づきにくい反面を持つ老子を、初めて、どのような人にも親め、多くの人の人生に役立つものとしたいと思い、この書籍を書きました。
特徴
① 本文は対話方式です。老子も、口語体で話しています。
② 道徳教は、道編と徳編があります。道編と徳編に分けて構成しましたが、道編により、ひとまとまりに道というものを分かりやすく理解でき、道が理解できた後に徳編を読めば、徳も簡単に理解できます。
③ 登場する主婦は、老子と対話していくことで、道を理解していきます。読者は主婦とオーバーラップしながら、読み進めるように構成したつもりです。
④ 老子は、漢字に深い意味を持って道を説いています。その漢字の意味や語源をわかりやすく説明していますので、漢字の語源を知る面白さもあります。
目次
道編
/はじめに/老子さんって、人?神?/第一章・一番、基本的なことらしいのです。/まず、「道」ってなんですか?/えっ、「道」は「道」ではないってどういうこと?/第二章・えっ。美しいから醜いってなんですか?/第三章・何かの為っていうのはもともと無いのですね。/第四章・空っぽで、満ちているってどういうこと?/第五章・人も愛もワラの犬のようなもの。/第六章・玄牝・とてもロマンチックです。/第七章・ずっと楽しく、長生きしたいです。/第八章・人を殺すことは悪じゃ無い。/第九章・天に任せておけばいいのですね。/第十章・生み出して育てても、自分のものではない?/第十一章・無いところがあるから、有るのですね。/第十二章・ありの、ままに。/第十三章・はい。天と同じ道を行くのですね。/第十四章・道に近づくには「恍惚」が鍵です。/第十五章・道の達人はすごいです。ゾンですね。/第十六章・無為自然になろうと思ったらだめ?/第十七章・私はただ自然にしていただけです。と・・/第十八章・大道が廃れた人道は、大きな偽りなのですね。/第十九章・仁義を棄てれば、本当の自分が見えるかも。/第二十章・えっ、老子さんみたいな人ってばか者?/第二十一章・盗人でも徳があるのですね。/第二十二章・美しい旋律に沿った、曲のように生きよう。/第二十三章・言葉が楽器を持って踊り出すのですね。/第二十四章・爪先で立って、大股で行っても、腰掛けない。/第二十五章・人間も道と同じく、とてつもなく大きい。/第二十六章・陰と陽は二つで一つ、一つだけど二つ。/第二十七章・妙なものにある、不可欠なもの。/第二十八章・私は、全てを見守る長(おさ)となります。/第二十九章・ヨハネ・パウロ二世さん。いいですね。/第三十章・内の弱さを守る、カブトムシの固い甲羅。/第三十一章・人を殺すことを楽しむ人とは。/第三十二章・川や谷が、大河や海のようになること。/第三十三章・死んでも滅びることが無いのが「寿」。/第三十四章・主などどこにも居ない、完全な自由ですね。/第三十五章・安らかで平たくおおらか、楽しくて生き生き。/第三十六章・何も、思い通りになるわけが無いのです。/第三十七章・道・言葉ではもちろん私も言い表せませんが。
徳編
はじめに/さて、徳とは何ですか?/第三十八章・生きているだけで素晴らしい/第三十九章・ありのままにこだわらない/第四十章・有るから無い。無いから有る。/第四十一章・道を知ると大笑いされる。/第四十二章・ピンチはチャンス・チャンスはピンチ/第四十三章・生ほどやわらかいものはない/第四十四章・名を捨てるか、身を捨てるか?/第四十五章・何もしなくても完全/第四十六章・足るを知る/第四十七章・何もかもうまく行っている/第四十八章・天地の大徳を生という/第四十九章・全ての心を持っている/第五十章・死んで生きる/第五十一章・自由で奔放だから尊くて貴い/第五十二章・目、鼻、耳、口の七孔が無い/第五十三章・近道を作る者達/第五十四章・健やかに子孫も繁栄/第五十五章・バイタリティ/第五十六章・うまく生きようとしても無理/第五十七章・何もしないで天下を取る/第五十八章・ただ歩くように/第五十九章・生きていれば可能性は無限/第六十章・鬼と神は母のものとで仲良し/第六十一章・牝が全てを生み出している/第六十二章・美しい言葉に騙されない/第六十三章・子供のように生きれば良い/第六十四章・失敗しないと思うと失敗する/第六十五章・愛こそ全て/第六十六章・全てを受け入れて支える大きな愛/第六十七章・ナンバワンにならなくてもいい/第六十八章・ゾンに入る/第六十九章・誰にも負けるはずがない/第七十章・忠義/第七十一章・心の病にはならない/第七十二章・全ては自分の愛次第/第七十三章・殺すと活かす/第七十四章・死ぬときには死ぬ/第七十五章・自分だけが誰よりも巧く生きたい/第七十六章・柔らかくて弱いものは強い/第七十七章・天の道/第七十八章・水に勝るものは無い/第七十九章・食べ物の怨みは恐ろしい/第八十章・ユトピア/第八十一章・「いまる」生きているだけで丸儲け