太極拳を極める

85式太極拳の勢いが身につけば、あらゆる危険に対応できる、強力な技が何も鍛えることなく身につけることが出来ます。

　不老長寿を追求した結果に完成した太極拳は、医武同源の極みです。ここには、太極拳と共に気功、呼吸法、自立整体を完備する導引術、そして、体内に有益な物質を生み出しための内丹仙術、そして精神の整備強化を行うための存思（瞑想）、経絡と経穴を気を巡らせるための行気や運気法等を身につけます。

85式太極拳の勢いが身につけば、大架式を極みまで広げていく太極剣が行えます。実際の剣と同じ重さの剣が、全く力を用いず軽やかに振ることが出来るようになると、自分の内にあった潜在能力の大きな広がりに驚くはずです。

85式太極拳の勢いが身につけば、大架式と、その内にある中架式、小架式を極みまで練り上げる太極刀が行えます。実際の刀と同じ重さの刀が、全く力を用いず軽やかに巡ることが出来るようになると、自分の内にあった潜在能力の粘り強さに驚くはずです。

太極拳の武道における小架式が身につくと、樫の木を使う本格的な太極棍が行えます。棍と一体になって我が身が動く妙技は、自分と他のものの、一体で陰陽の関係を思い出させてくれます。

太極拳の中架式における、潜在能力として備える円圏（自分の周辺に備える球形の領域）が身につくと、樫の木を使う本格的な太極半棍が行えます。半棍が円圏を振り巡る妙技は、自分にある、安心な円圏の姿を思い出させてくれます。

太極拳の大架式と中架式の間に起こる八卦掌が思い出されると、その掌の変化が、さらに伸びて扇を開くような勢いが生まれることを思い出します。これをそのまま短棍に使用すれば、強力な発勁となり、扇であれば勢いよく開きます。指先が美しく変化する勢いは、脳機能の活性化と共に、強力な掌が描く玉勢（球を持ってひねるなどの勢い）を潜在能力として思い出させてくれます。

　太極拳の行気における経穴と経絡気順が身につくと、経穴を突く点穴術が簡単に身につきます。点穴術は活法も共に学び、また、長さ20cm程の太極針を用いて、その点穴を突く技術も習得します。

　太極拳の大架式が思い出されそれが精度を増してくると、どのような遠くにまでもその勢いが伝わるようになります。長さ4mほどの棒を使用して、それを自由に振り回すと、自分の勢いがその先にまで伸びていくことを実感でき、恐るべし、潜在能力の無限さを思い出します。